弁護士のプロフィール写真は、自社ホームページ、ベンナビや弁護士ドットコム、ココナラなどのポータルサイト、名刺、SNS、セミナー告知、書籍やメディア掲載と、ほぼすべての場所で使われます。そのため、撮影は基本的に横位置で行うのがおすすめです。横位置の写真は縦に切り出して使えますが、縦位置の写真を横に使うことはほとんどできません。また、全身写真をプロフィール写真に流用すると、見下ろしているような目線になったり、解像度が足りなくなったりするため、全身用とプロフィール用は分けて撮影するのが安心です。事務所が強みにしている分野によって背景や光の作り方も変わります。さらに、弁護士バッジや手元のカットを撮っておくとホームページで役立ち、増員の際の追加撮影はできるだけ同じカメラマンに依頼することで写真の統一感を保てます。本記事では、弁護士のプロフィール写真を用途別に考えるポイントを、出張専門カメラマンの立場から解説します。
1. 弁護士のプロフィール写真は、ほぼすべての場所で使われます
撮影した弁護士の先生のプロフィール写真が、実際にどこで使われているかというと、ほぼすべての場所です。
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事務所のホームページ
弁護士紹介のページはもちろん、トップページなどにも使われます。
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ポータルサイト
ベンナビ、弁護士ドットコム、ココナラなど、相談者が弁護士を探すポータルサイトに掲載されることも多いです。
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名刺・SNS・セミナー告知
名刺に写真を入れている先生もいらっしゃいます。SNSのプロフィールや、セミナーの告知にもよく使われます。
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書籍・メディア掲載
書籍の著者紹介や、メディアに取り上げられたときの写真として使われることもあります。
これだけ多くの場所で使われるからこそ、撮影の段階から「どこで、どんな形で使うか」を考えておくことが大切です。
2. 撮影は基本的に「横位置」がおすすめです
弁護士のプロフィール写真は、9割ほどを横位置で撮影しています。理由はシンプルで、横位置で撮っておけば、あとで縦で使いたくなったときにも、そのまま縦に切り出して使えるからです。
| 撮影する向き | あとから別の向きで使えるか | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 横位置で撮影 | 縦に切り出してそのまま使える | ◎ |
| 縦位置で撮影 | 横にトリミングすると無理やり感が出てしまい、基本的に使えない | △ |
もちろん、自社ホームページに縦長で掲載している場合や、バストアップではなく膝から上の写真が欲しい場合、縦位置の写真しか使わない場合は、縦位置で撮影します。ただ、ほとんどの事務所様は横位置で撮影しています。
3. 全身写真をプロフィール写真に流用するのは危険です
撮影のご依頼の際に、まれに「全身も撮りたい」とご要望をいただくことがあります。ただ、全身写真は、サイトのトップ画面のキービジュアルなど以外では、ほとんど使える場所がありません。使うのに広いスペースが必要になりますし、先生のお顔も小さくなってしまうからです。そのため、本当に全身写真を使うのかを、あらためて確認させていただいています。
特に気をつけていただきたいのが、「全身で撮っておいて、あとでバストアップにトリミングすれば、プロフィール写真としても使えるでしょう」という考え方です。
全身写真をバストアップに切り抜くと起こること
「1枚で両方に使える」は、実は危険です。
- 全身撮影は脚を短く見せないように、やや低めのアングルから撮影します。それをバストアップに切り抜くと、先生がカメラを少し見下ろしている目線になり、「見下して見える」ことがあります。
- 全身から大きく切り取ることになるので、解像度が低くなってしまいます。

4. 事務所の強みで、背景と光の作り方が変わります
弁護士の場合、事務所が強みにしている分野によって、プロフィール写真のイメージ、特に光や背景がまったく変わります。僕がよくご提案しているイメージは次のとおりです。
| 強みにしている分野 | 見せたいイメージ | 背景・光の例 |
|---|---|---|
| 離婚問題・相続など | 相談しやすい、話しやすい、優しそう | 観葉植物をぼかして入れる、白背景で自然光のような柔らかい光を作る、緑の多い木々を背景にロケで撮影する |
| 企業法務 | 堅実さ、頼もしさ | 白背景で少し重厚感のあるライティング、高層ビルを背景に撮影する |
| 刑事事件 | 強さ | グレーや暗めの背景で、表情もあまり笑わずに撮影する |
| インターネット問題 | その分野に強いことが伝わる | 室内でノートPCを持って撮影するなど、分野のイメージに近い状態で撮影する |
| 複数の分野を扱う事務所 | チームとしての信頼感 | 白背景で光も統一して撮影する |
白背景は人物を切り抜きやすく、いろいろな場所で使いやすいというメリットがあります。ただ、ほとんどの事務所や弁護士の方が白背景で撮影しているので、インパクトは残りにくいです。一方で、ロケで撮影した写真は先生の雰囲気や人柄が伝わりやすく、相談者がサイトに滞在する時間が長くなる傾向があるそうです。
なお、企業法務に強い事務所でも、事務所として優しいイメージでありたい場合は、柔らかい光で撮影します。ここでご紹介したのは、あくまでイメージの一例です。交通事故、労働問題、債権回収など、事務所や先生によって強みはさまざまなので、複数の分野を扱う場合は、先生個人を見せるというよりチームとして見せるために、白背景で光も統一して撮影することが多いです。
分野ごとのライティングやポーズの違いは【弁護士・士業の撮影】「敷居が高い」を払拭する。依頼者が"相談したくなる"法律事務所の視覚戦略とは?でも詳しくご紹介しています。
5. ホームページ用に撮っておくと便利な3つのカット
先生のプロフィール写真とあわせて、次のカットも撮っておくと、事務所のホームページでとても役立ちます。カメラマンが撮影に来るときに、お願いしておくと良いと思います。
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弁護士バッジのアップ
事務所のホームページで、必ずどこかで使える写真です。
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PCを操作している手元
「お問い合わせはこちら」や「営業時間外でもメール対応可能」といった案内の部分に使えます。
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ミニカーに触れている手元
交通事故にも対応している事務所だということが、ひと目で伝わります。

6. 増員・追加撮影は、できるだけ同じカメラマンに
弁護士の増員や、新しく入所された先生を後日追加で撮影する場合は、できるだけ同じカメラマンで撮影することをおすすめします。
実際にあったのが、次のようなケースです。
こうしたことは、実際にいくつかの事務所様でありました。特に、撮影料が安いカメラマン(照明を持ち込まずにそのまま撮影する、撮影後に編集を全くしない、前に撮影したカメラマンのトーンや色合いに合わせられない、最悪の場合そもそも気付いていない・違いが分からない)に依頼した場合に起こりやすいです。

法律事務所の撮影事例や、弁護士ポータルサイト「ベンナビ」への掲載については、弁護士・法律事務所の皆さまへのページもあわせてご覧ください。
弁護士のプロフィール写真は、ホームページからポータルサイト、名刺、書籍まで、長く、幅広く使われる大切な写真です。どこで使うか、事務所の強みをどう見せたいかを最初に共有していただければ、それに合わせた撮影をご提案します。
増員の際の追加撮影も含めて、お気軽にご相談ください。
プロフィール写真を。
使う場所や事務所の強みに合わせて、
背景や光の作り方からご提案します。
増員の際の追加撮影も、お気軽にご相談ください。
まだ何も決まっていない段階でのご相談も大丈夫です。
弁護士の先生のプロフィール写真は、事務所のホームページだけでなく、ポータルサイトや名刺、SNS、セミナーの告知など、本当にいろいろな場所で使われます。
今回は、弁護士のプロフィール写真をどこで使うかを考えて撮っておくためのポイントを、法律事務所の撮影を長く担当してきたカメラマンの立場からお話しします。