【採用サイト・求人ページの写真】「社員の笑顔」だけでは足りない理由|応募が集まる写真のカットリスト

採用サイトの写真撮影はアナタテラス。
コーポレート撮影カメラマン 江藤耕治
こんにちは、アナタテラスの江藤です!普段は会社のコーポレート撮影や、病院・クリニックの撮影、役員・士業の方のビジネスポートレートを中心にお仕事をしています。
「採用サイトのために、とりあえず社員の笑顔の写真を撮っておこう」…そう考えていませんか?もちろん明るい笑顔は大切です。でも実は、求職者は笑顔のさらに奥にある「リアル」を探しています。今日は、採用サイト・求人ページで本当に必要な写真についてお話しします。
この記事のまとめ

採用サイトや求人ページの写真は、「社員の笑顔」だけでは他社との違いが伝わりにくく、仕事内容や職場の雰囲気もイメージしにくくなります。求職者が写真から読み取っているのは、「自分が働く姿」「職場の環境や文化」「会社の本気度」の3つ。本記事では、その理由と、採用サイトに用意したい写真のカットリスト、撮影の進め方、掲載前に確認しておきたいことまで、出張撮影カメラマンの視点で解説します。「笑顔+働く姿+環境」の組み合わせが、応募したくなる採用ページの近道です。

1. なぜ採用サイトの写真は「社員の笑顔」だけでは足りないのか

明るいオフィスで社員が自然な表情で働いている様子|採用サイト用の写真

採用サイトを見ると、多くの会社が「社員の笑顔」の写真を載せています。笑顔の写真は職場の明るさを伝えてくれる大切な1枚ですが、それだけが並んでいると、次のような問題が起きやすくなります。

  • どの会社も同じように見えてしまう

    笑顔の写真はどの会社の採用サイトにもあるため、それだけでは「この会社ならでは」の魅力が伝わりにくくなります。求職者は複数の会社を比べながら見ているので、印象に残りにくいのは大きな損です。

  • 「どんな仕事をするのか」が見えない

    求職者が一番知りたいのは、入社後にどんな毎日を送るのかということ。ポーズをとった笑顔の写真だけでは、実際の仕事内容や働き方までは伝わりません。

  • 「作られた感じ」が伝わってしまうことも

    全員が同じように笑っている写真ばかりだと、かえって「演出された写真かな?」と感じる人もいます。自然な表情や仕事中の真剣な表情が混ざっているほうが、職場のリアルな空気が伝わります。

江藤耕治
笑顔の写真がダメというわけではまったくありません。笑顔は「入口」、働く姿や職場の様子は「中身」というイメージです。両方がそろって、はじめて「ここで働いてみたい」と感じてもらえるんです。

2. 求職者が写真から読み取っている3つのこと

自宅のパソコンで企業の採用サイトを見ている求職者

求職者は採用サイトの写真を見ながら、無意識のうちにいろいろな情報を読み取っています。特に大きいのが、次の3つです。

🏢

② 職場の環境や会社の文化

意外と見落とされがちなのが、オフィスの風景や細かなディテールの写真です。

✔ 伝わる写真
  • 整理されたデスクや、光が差し込む明るい執務スペース。
  • 休憩スペースや共有スペースなど、社員が過ごす場所。
  • 会社のこだわりが見える備品や小物のアップ。
× 伝わりにくい写真
  • 散らかったデスクや、書類が積まれた棚が写り込んでいる。
  • 暗くて狭く見えてしまうオフィスの写真。
江藤耕治
細かな部分の写真は、文章で「働きやすい環境です」と書くよりも、ずっと強く会社の文化や社員への配慮を伝えてくれます。見慣れたオフィスも、光と角度しだいで魅力的な空間に変わりますよ。撮影前の片付けのコツはこちらの記事でもまとめています。
💎

③ 写真の「質」から伝わる会社の本気度

もしあなたが応募する立場だったら、どちらの会社に「大切にされそう」と感じるでしょうか?

✔ 好印象につながる
  • 光がきちんと計算され、社員一人ひとりが生き生きと見える写真。
  • 写真全体の色味やトーンがそろっていて、統一感がある。
× 印象を下げやすい
  • 画質が粗い、暗い、ブレているなど、スマホで急いで撮ったような写真。
  • 何年も前の写真で、今の社員や職場と違っている。
江藤耕治
写真のクオリティにこだわることは、「私たちは、自分たちの仕事と仲間を大切にしています」という、求職者への無言のメッセージになります。採用ページは、会社から求職者への「ラブレター」のようなものだと僕は思っています。

3. 採用サイト・求人ページに用意したい写真カットリスト

採用サイト用の写真カットリストをペンでチェックしている様子

では、具体的にどんな写真を用意すればいいのでしょうか。採用サイトや求人ページでよく使われる写真の種類を、伝わることと使う場所と一緒にまとめました。撮影の打ち合わせのときに、チェックリストとして使ってみてください。

写真の種類求職者に伝わること主な使い道
仕事中の自然な姿入社後の働き方・仕事内容トップページ、仕事紹介
会議・チームでの議論チームワーク、風通しのよさトップページ、カルチャー紹介
先輩と後輩のやり取り教育体制、相談しやすさ研修・育成制度の紹介
社員インタビュー用ポートレート一緒に働く人の人柄社員インタビュー記事
代表・役員のポートレート会社のビジョン、トップの人柄代表メッセージ
オフィス全景・執務スペース働く環境の明るさ・広さ職場環境の紹介
休憩スペース・ディテール社員への配慮、会社の文化福利厚生・職場紹介
集合写真会社の一体感・規模感トップページ、会社概要
  • ポイント:「動き」のある写真と「静か」な写真を組み合わせる

    仕事中の自然な写真(動き)と、インタビュー用のポートレートや集合写真(静か)をバランスよく組み合わせると、ページ全体にメリハリが生まれます。笑顔の写真は、その中のひとつとして入れるのがおすすめです。

  • ポイント:使う場所を決めてから撮る

    「トップページの横長の画像」「インタビュー記事の縦長の写真」など、どこにどんな形で使うかを先に決めておくと、文字を載せる余白やトリミングを考えた撮影ができます。服装についてはビジネスポートレートの服装の記事も参考にしてください。

4. 「笑顔だけ」にならない採用写真撮影の進め方

採用写真の撮影現場でカメラマンが担当者と社員に撮影した写真を見せながら確認している様子

カットリストを用意しても、当日にいきなり撮り始めると、結局いつもの笑顔の写真ばかりになってしまうことがあります。撮影前の準備から順番に見ていきましょう。

1
採用したい人物像と、伝えたいことを決める
「どんな人に来てほしいか」「その人に何を一番伝えたいか」を最初に決めます。新卒向けなら教育体制や先輩との距離感、中途向けなら仕事内容や裁量の大きさなど、ターゲットによって必要な写真は変わります。
2
撮影する社員・部署・シーンを決める
カットリストをもとに、誰がどこで何をしている場面を撮るかを決め、当日の進行表(香盤表)にまとめます。社員の方の業務の都合もあるので、撮影時間の目安を共有しておくと現場がスムーズです。
3
事前に下見(ロケハン)をする
オフィスの光の入り方や背景、撮影に使えるスペースを確認しておきます。散らかりやすい場所の片付けも、このタイミングで決めておくと安心です。オフィスとスタジオのどちらで撮るか迷ったらこちらの記事もどうぞ。
4
当日は「いつもの仕事」をしてもらう

仕事中の写真は、無理にポーズをとるよりも、普段どおりに仕事をしてもらっている様子を撮るほうが自然に仕上がります。撮った写真をその場でモニターで確認しながら進めると、ご担当者さまのイメージとのズレも防げます。

江藤耕治
撮影に慣れていない社員の方は、カメラを向けられると緊張してしまうのが当たり前です。会話をしながら少しずつ緊張をほぐしていくのも、カメラマンの大切な仕事なんです。
5
写真を選び、使う場所ごとに使い分ける
納品された写真の中から、ページごとに合う写真を選びます。同じ社員の写真でも、トップページ用、インタビュー用、SNS用と使い分けると、限られた撮影時間でも多くの場面に活用できます。

5. 採用写真を掲載する前に確認しておきたいこと

採用サイトに掲載する写真を社員同士で確認している様子|採用写真の掲載前チェック

採用サイトに社員の写真を載せる前に、社内で確認しておきたいポイントもあります。あとから慌てないように、撮影前に決めておくのがおすすめです。

  • 社員の方に掲載の了承を得ておく

    写真が採用サイトや求人媒体、SNSなどのどこに使われるのかを事前に伝え、写る社員の方に了承を得ておきましょう。写りたくない方への配慮も大切です。

  • 異動や退職があったときの扱いを決めておく

    写っている社員の方が異動・退職した場合に、写真をそのまま使うのか差し替えるのかを、あらかじめ社内でルールにしておくと安心です。具体的な取り扱いは、社内の規程や専門家にご確認ください。

  • 写真の使用範囲を確認しておく

    カメラマンによっては、Web以外での使用や二次使用に追加料金がかかる場合があります。求人媒体やパンフレットにも使う予定があれば、事前に確認しておきましょう。詳しくは写真の著作権・使用範囲の記事で解説しています。

  • 写真は定期的に更新する

    職場の様子やメンバーは年々変わっていきます。今の職場と写真が大きく違っていると、入社後のギャップにつながることもあるので、数年に一度は撮り直すのがおすすめです。

撮影の費用感が気になる方は、法人撮影の料金相場と選び方の記事もご覧ください。アナタテラスの採用撮影のプランは企業撮影のプランと料金のページでご紹介しています。

江藤耕治
採用は、会社と人の「出会い」です。アナタテラスでは、表面的な笑顔だけでなく、その会社が持つ独自の空気感や、働く人の誇りを写し出すことを大切にしています。
「うちの会社の本当の良さを、どうやって写真で伝えればいいんだろう?」そんな悩みがあれば、ぜひ一緒に考えさせてください!
江藤耕治
「うちの会社の魅力、
写真でどう伝えよう?」と思ったら。

採用サイト・求人ページの撮影、社員インタビュー、オフィス撮影まで。
アナタテラスでは、出張専門カメラマンとして、撮影するシーンの企画から事前のロケハン、当日の進行まで柔軟にサポートいたします。
まずは「相談だけ」でも構いません。
貴社で働く人の魅力が一番伝わる一枚を、一緒に考えてみませんか?

江藤に直接相談してみる(無料) アナタテラス公式サイトはこちら
江藤耕治

フォトグラファー/代表

https://www.anatatelas.com/kozi-etoh
前へ
前へ

「うちのオフィス、狭いけど大丈夫?」出張カメラマンが教える撮影場所選びのコツ

次へ
次へ

心に響くコーポレート写真の条件|撮影前のヒアリングが最高の1枚を作る